雪の轍
トルコ映画『雪の轍』を見てきました。
雪の轍 - 映画予告編 [ トルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督 ] - YouTube
圧倒的な会話劇。
あれ全部台本通りなのかな。すごい分厚い台本になりそうな。
室内での会話が続くと舞台を観ているような感覚になってきた。
その会話によって明らかになってくるそれぞれの人物像。
どの人にもイタい部分があって、人間ってそういうもんだよね、と妙に慰められているような気分というか、なぜか自分を肯定してあげたくなってきた。なんだろな、いや、そういう慰められるような映画じゃない気がするんだけど。
アイドゥンにも妻にも、姉にも感情移入した。
自分の姿って自分が一番解らないのかも。
夫婦の問題も、観客としてハタから見たら両方のことが冷静に見られるけど、本人たちのそれぞれの自分の思いが交錯し合ってる時って、自分のことが客観的に全然わかってない。というか、そういう時じゃなくても自分のことって解らないもんなのかも。
そしてある瞬間に気づくこともある。
でもそういうとこひっくるめて、この映画の登場人物みんな憎めないし、自分自身のことも、人生いろいろだよって言ってあげたくなった。
工さんが、映画は余韻って言ってたけど、これ余韻半端ない。
でも、もっといろいろ感じたけど、全然うまくまとめられないや。
先ほど劇場に足を運んだ父から電話が掛かってきて、開口一番「長いわ!長すぎる!」と言われました…。だから昨日から3時間超えって何度も言ってるじゃーん!
てゆうか、感想それだけ?( ̄▽ ̄)
ということで、好き嫌いは分かれる気がしますです。
以上、もっとストーリーを絡めながら気の利いた感想を記したいと思いつつ、個人的な話をグダグダ書いて終わります。
インテリア
室内の調度品に目が奪われました、こんな家に住みたい。
壁面には額縁に入れられた絵がたくさん飾ってあって、お面も飾ってあって、暖かい間接照明。素敵な絨毯にソファ。きれいな模様が入ったお皿をいくつも並べた朝食。
まぁ、アイドゥンは資産があるからね、うちと違って当たり前なんだけどさ。
あの雰囲気はどストライクでした。あこがれる。
『雪の轍』3時間16分の映画と聞いて、長すぎるんじゃないの?との懸念があった。今まであまり長い映画に対するいいイメージがなかったから。今日は朝からフル稼働で疲れてるから寝ちゃうかも、と思った。がしかし!そんなこと思った私、ごめんなさい。すごい映画でした。興奮して余韻がやばい❗️
— すぅちゃん。 (@chumodessan) 2015, 7月 4
興奮して実家に子供お迎えに行って、『雪の轍』について語りまくってたら、両親がその場で明日のチケット予約してた。2人で観に行くって。
『セッション』も『雪の轍』も工さんのお陰で劇場体験できた。本当に良かった。劇場でみんなで笑ったりするのってやっぱり楽しい!笑いが起こるシーンもあった
— すぅちゃん。 (@chumodessan) 2015, 7月 4
基本楽しい映画ではないんだけどね、クスッと笑えるシーンもちょこっとあって。みんな笑ってた。
全体通して会話劇の見応えと、景色の素晴らしさと、室内の調度品に目を奪われました。あんな空間に住みたい。
それぞれの登場人物がなんとも言えない人間臭さで、それぞれに感情移入しちゃって#雪の轍
— すぅちゃん。 (@chumodessan) 2015, 7月 4
感情移入と言っても泣けるとかではなかったんだけど、なんかこう、もっとズーンとくる感じ。
豊かさ貧しさ、宗教、男と女、愛憎、老いと若さ、いろんなテーマがものすごい会話量で語られる。
結婚生活についてはグサグサきた。自分の経験も踏まえて。
だめだ、ツイでは語りきれない
#雪の轍
— すぅちゃん。 (@chumodessan) 2015, 7月 4